日本競泳最高峰の大会!日本選手権
いよいよ本番が近づいてきた競泳のオリンピック代表選考の日本選手権!
東京オリンピックを満喫するために、代表選考に向けたルール等をざっくりと解説していきます。これを知っているだけで日本選手権を数倍楽しむ事ができますよ!
そもそも実施されるのか?
全国各地で色々なイベントが中止になっていますね。
競泳においては日本選手権というオリンピック代表の選考会が4月1日~8日で実施されます。
オリンピックを目指してきた選手にとっては日本代表をかけた非常に重要な大会となります。
今のところ中止のアナウンスは何もありませんので実施される予定です。
今の事情を加味すると、もしかしたら無観客もありえるかもしれませんね。
会場は東京アクアティクスセンター
会場は今回オリンピックの実施される東京アクアティクスセンターです。
50mの長水路となり、スイミングスクールや学校のプールはほとんどが25mのプールだと思いますのでそれの倍の長さをイメージしてみて下さい。
中止になってしまいましたが、全国ジュニアオリンピックカップで3月26日~29日で実施される予定だったので、ジュニア選手も先にオリンピックの会場で泳ぐチャンスがあったのですが、残念です😪
オリンピックの年は緊張感が違う!
日本選手権は毎年開催されています。
オリンピックの実施される年にはオリンピック選考を兼ねて行われるため、全く空気が違い、より緊張感にあふれています!一度経験しているのとしていないのでは大きく違うと言われるほど…
純粋な泳力・戦い抜く体力・強靭な精神力も要求されます😬
普段緊張感に慣れている選手ですらこうなるのでよっぽどの心境でしょうね。
内定選手は一人!
まだ選考レースは始まっていないのですが、内定選手が1人います。
それはご存知の人も多いと思います。
瀬戸大也選手です!
これは2019年の世界選手権で優勝している選手が内定するというものですので、200m・400m個人メドレーで優勝した瀬戸選手が内定となっております。
選考基準
選考の対象は決勝のみ!
予選→準決勝(16人)→決勝(8人)
選考会はこういう流れで進んでいきます。
400m・800m・1500mは予選→決勝となります。
1日で決着がつくものもあれば、日をまたぐ種目もあります。
決勝にて選考を実施するため、予選でいくら良いタイムを出しても意味がありません。
決勝に残る事
決勝でピークのパフォーマンスを出すこと
ここが重要です。
レースだけでなく疲労回復や気持ちの切り替えなど、レース以外でも気の抜けない期間となっていきますね。
勝てばオリンピック決定…ではない
ここがものすごくシビアです。
優勝したからと言ってオリンピックが決定するわけではありません!
条件というものが…
派遣標準Ⅱを突破した選手の上位2名
となっております。
ではこの派遣標準Ⅱとはどんなタイムかというと…
2019年世界選手権決勝タイム(準決勝8番タイム)なのです!
速いですよね…
ということは出場できる選手は、決勝進出できるレベルの選手になるということです。
日本で速いレベルではなく世界で戦えるレベルの選手を選考するということです。
優勝・準優勝しても涙をのむ選手とても多く。優勝したのに全く喜んでないなんて状況も見られます。
そりゃそうですよね。オリンピック目指してやってきたのですから…
こういう背景がありますので、非常に険しく厳しい大会だということが分かってもらえると思います。
まとめると
①決勝のレースのタイムで出場者が決定
②派遣標準記録Ⅱを突破した上位2名
③優勝したからと言って決まるわけではない。
④あくまで派遣する選手はオリンピックで決勝を狙える選手であること。
興味がある方は選手等調べてみるとより楽しめると思います。
もちろん選手だけでなく、ほかのコーチやトレーナーなどの裏方の人たちも頑張っていますので、少しでも思い出してもらえると幸いです😙