選手・育成の練習をしていて最近よくこれを感じます。
この選手もっとまじめにやったら絶対伸びるのに…
もっとちゃんとした準備ができないから、結果が出ないんだ。
昔はレースで結果が出ないと技術的な課題と共に『あの時ちゃんと準備してた?』とか『今までの練習で結果が出ると思ってた?』と取り組み方に対しても声を投げかけてました。
そこに気付けば変わってくれるだろうと思って…
しかし10年以上この業界にいて、このやり取りで変わった選手はほぼいない。
選手にまかせっきりになってしまうからだ。
コーチは言ったぞいいつつも次回の大会の結果もパッとしないことがほとんど。
結局人(選手)に期待しすぎていたのでしょう。
これが言いっぱなしのパターンで、悪い例だと気づくのに何年かかったか…
競泳に限らないが、人を変えるにはこっちから仕掛けていかないとほぼ変わらない。
コーチがやってほしいようにもっていって一度結果を出してしまえば信頼度はグッと上がる。そうなるとこっちのもので、発言に信頼度が増す。
そのコーチがやりたいようにする『もっていき方』がコーチの実力の大きな部分なんだと。
最初は半ば強制的でもありで色々と提案をしていました。こうしたらどう?ああしたらどう?と
強制から、意味を見出して自主的にやれるようになったら大成功です。
競泳コーチをやっていく以上一生かけて勉強していくんだろうなぁ…