さて胡散臭い題名からスタートしていますが、今回は個人メドレーで手っ取り早くタイムを上げる方法を紹介します。
・もうすぐレースがあるけど少しでもタイムを縮めたい!
・スイミングのテストあともう少しなんだけど合格したい!
・もう少し普段の練習を工夫したい!
主に初心者から中級者向けですが、誰にでも当てはまる方法です。
スイミングのテストや競泳レースで伸び悩んでいる人も参考にしてみてください。
- 【結論】ターン前後のスピード、ターンの動作のスピードを上げる事
- ターンの時注意するポイント
- ポイント①壁にタッチした後しっかりと身体を引き寄せる
- ポイント②ターン直前でスピードを落とさない事
- 体調(心・技・体)を整える
- レース本番ではゴチャゴチャ考えない(られない)
- おわりに
【結論】ターン前後のスピード、ターンの動作のスピードを上げる事
そんなの当り前じゃん!分かっているよ!と思ったそこのアナタ!まだまだ伸びしろありますよ😄
なぜターンなのか?
正直ターンって結構おろそかにしてますよね?
ジュニアの大会を見ていても雑なターンだなと思う事は多いです(恥ずかしながら自チームの選手もです…😗)
泳ぎそのものにやはり注目がいってしまいますが、泳ぎの根本を変えるには日々の練習が大事で、すぐ変えれるものではありません。これは日々の積み重ねです。
一方ターンは割と修正がしやすく、意識次第で変えやすいです。
200m個人メドレー(短水路)のターンは7回
このターンの回数分タイムを稼ぐチャンスがあるわけです。
これはもちろんターンが苦手な人ほどチャンスがあります。
普通にターンすれば壁タッチから壁キックまで0.5秒くらいです。
しかしターン苦手な人は1秒以上かかっています。
この約0.5秒の違いをどう見るかです。
例えばターンを意識して1回のターンで0.2秒短縮できたとしましょう。
0.2×7=1.4秒
全く同じ泳ぎをしていたとしても、1.4秒の短縮です。
これ大きいですよね?
競泳に関わっていないスクールの子なんかではもっとターンが遅いので、3秒くらいサクッと上がります。
じゃあターンを早く意識すればいいのか!と意気込んでレースをすると失敗することが多いのです。
そう完全に慌てているのです。
そうならないようにするためにちょっと具体的な内容に入っていきましょう。
ターンの時注意するポイント
壁を蹴った直後はスピードがすごく出ている
レース中に一番スピードが出ているところは。スタート台から飛んでいる時です。
そして2番目にスピードが出ているのはターンで壁を蹴った時なのです。
こんな経験ありませんか?
急ぎすぎて壁をちょんとしか蹴れなかった。
壁を蹴るのが片足になってしまった。
せっかくスピードを上げるチャンスなのに活かせないとタイムは出ません。
ターンのスピードを意識するあまり壁を満足に蹴れないという事は本末転倒です。
ポイント①壁にタッチした後しっかりと身体を引き寄せる
まずここが大事なポイントです。
しっかり壁を蹴るには壁に身体を寄せなければなりません。
慌てていると壁を触った瞬間に身体を入れ替えようとしますが、それではうまく身体が入れ替わりません。
まずは身体を小さくたたんでいく事が大事になります。
なぜ小さくたたまなければならないのか?
泳ぐときは壁に向かって進んでいますよね?しかしターンの時はその向きを真逆に変えなければなりません。
水の抵抗もあるのでできるだけ小さくならないと反転するのは時間がかかってしまいます。
逆上がりも身体を丸めてやりますよね?同じ考え方です。
なので、手が触れた瞬間に反転すると水の抵抗をもろに受けてしまうのです。
身長150cmの子が泳いで手を前に伸ばすと180cmくらいにはなるでしょう。
それをくるっと入れ替えるのです。とても難しいですよね?
なので小さくたたみます。
ではどうやってたたんでいくのか?
①壁にタッチした後その腕の肘を曲げながら壁に近づいていく(上半身を寄せていく)
②ヒザを曲げて(体育座りみたいなイメージで)身体を丸めていく。
③小さくなってきた身体を入れ替える。
④しっかり壁を蹴る。
大事なのはタッチ後しっかりと身体を引き寄せていくという事です。
これができてくるとスムーズなターンになっているはずです。
ポイント②ターン直前でスピードを落とさない事
ここも大事な部分です。
ここで減速しすぎてしまうと、身体を寄せるスピードが無くなってしまうので、スピードを落としすぎないようにしてください。
練習中なんかはゆっくり減速してやっていると思いますが、レーススピードが意識できていないとタッチが合わないなんてことも非常に多くあります。
レース直前のアップなんかではレーススピードでのターンを試しておいてくださいね。
体調(心・技・体)を整える
レース後の感想で多いのが、身体が動かなかったという反省が多いのです。特に朝早いレースの場合です。
原因としては哀調不良やミス等ありますが、私の経験上アップ不足が圧倒的な原因なのではないかと思います。
レース会場では非常に混雑していることが普通なので、脈上げが意外とできていないことが多く、逆に身体が冷えてしまうなんてことも多くあります。
泳いだから満足になる選手も多いです。本質は身体を温めて動かせる状態にすることです。
友達の動きに流されることなく自分のベストの準備をするようにしましょう。
レース本番ではゴチャゴチャ考えない(られない)
レースは練習の成果を発揮するところです。
その日になって色々考えてしまうと全力を出せなくなっってしまったりします。
無意識にできるようになるまで取り組むのが練習です。
レースでは頭をクリアにして思いっきりやるだけが理想です。
おわりに
水泳に携わっていれば、あと1秒・あと0.1秒を削っていく作業です。
大事なレースであと0.01秒足りずに泣く選手はよく見てきました。
少しずつでも早くなる要素を取り入れていく必要があります。
泳ぎ根本は日々の練習で、そこのコーチの話をよく聞く事。
そしてそれ以外に自分の中でもテーマを決められるとなお良いですね。
例えば
絶対ストリームラインをする。
Frでは呼吸制限をする。
ターン後の1かき目で呼吸はしない
などなど
今回は色々ターンの事をやってきましたが、単純にターンを素早くするという意識だけで大きくタイムは変わってきます。
ちょっと考えてちょっと工夫して練習やレースで試してみると、意外といい発見があるかもしれませんよ😁
ではこのへんで✋