コロナウイルス第2波も少しだけ落ち着いてきた印象ですね。この調子だ😁
さて今回は競泳の話でレース当日に最大のパフォーマンスをする為の準備・アップの話です。
ここでもったいないことしているな~という選手が多い印象です。
自分の事をよくわかって準備ができている人はわずかしかいない印象。
自分でしっかりと考えられる選手になれるように頑張っていきましょう😄
レース前にアップをする理由
基本的にどのスポーツでもウォーミングアップというものはやりますよね。
分かりきっている事ですが、レース本番で今現在最高のパフォーマンスをする為です。
それが自分自身ちゃんとできているのかもう一度見直してみましょう。
身体を温め身体がスムーズに動くようにする
朝寝起きで猛ダッシュなんてそうそうできませんよね。
アップでは身体を温め各関節の可動域がちゃんと動くようにしていきます。
その為温めるレベルまでしっかりと泳ぐことが大事です。
アップしたのにガタガタ震えている人がいたり、何も考えずに仲のいい友達と同じようにアップをしていては良い結果は得られません。
しっかり泳がないと身体が動かない人もいれば、アップ無しでも動いちゃう人もいます。
自分がどういうタイプかを知り、自分に合ったアップをする必要があります。
指示を出さないとアップすごく短いな~という選手がほとんどです。
大体そういう選手は朝一番のレースで身体が動かなかったなんて感想を持って帰ってきます。
レーススピードでの感覚をつかむ
レース会場は普段練習しているプールではないことがほとんどですよね。
普段あまり泳がないプールでのレースです。
水深・壁の高さ・プール底の見え方・壁の材質等々、いつもの感覚で行ってしまうと不用意なミスが出てきます。
スタートが深かった
タッチが合わなかった
ターンで滑った
こんなのはよくあります。
中には
15mのロープを5mフラッグと間違えてターンしようとしてしまった。
普段ならあり得ないミスだって出てきます。
私も全国大会決勝濃厚だったリレーで、ターンを失敗し足がちょっとしか届かなくてあえなく撃沈なんて苦い思い出もありました。
ここで大事なポイントは
・アップの時にレースで起こりうる状況をレーススピードでチェックできているのか?
本気でやってみないと分からないことは多いです。それをやっておくことでちゃんと対策をすることができます。
スタート・ターンですね。
そういう意味でもレーススピードの場面を作ってアップをすることは非常に大事になってきます。
レース当日の準備・考え方
レース当日に泳ぎの修正や意識を作っていくのは非常に難しい
レース当日よく聞かれることがあります。
『どうやったら速く泳げますか?』
私はまずこう伝えます。
『練習で毎日言ってるけどどんな事言ってた?』
正直レース当日に焦ったってもう遅いです。
もちろん意識することは伝えますが、その練習で意識してきた泳ぎがどこまでできているかをチェックするのがレース本番です。
そこまでで意識できていなければ、考える余裕のないレース中に改善することはとても難しいです。
レースまでに課題にどれだけ取り組めたかという部分です。
待機中に何をやっているか?
水泳のレースというのは『待ち』が非常に長いです。
その会場でプールが一つしか無ければ朝一番でアップをしてレースは午後なんて事しょっちゅうありますよね。
朝しっかりとアップをしているのに、スマホ・ゲームやおしゃべりに夢中になって、レース直前での準備ができていない人が多いです。
朝やってるから大丈夫という根拠のない自信を持っている人まで…😅
もう一度レース前にストレッチや身体を動かして再度準備をするべきです。
レースには遊びに来ているわけではない
あ~だこ~だ仲のいい友達としゃべって楽しいかもしれませんが、それで結果が出せる人はそうそういません。
あの速い選手まだ遊んでいるから大丈夫だろうとか
みんなアップ終わっているから終わろうとか
人に流されていてはいけません。
自分が結果を出すためにするべき準備は何なのか?
しっかりと考えればやるべきことはすぐ出てきます。
さいごに
自分の身体は自分にしかわからないです。
自分で考えて自分で取り組めるのがベストですが、中々実行できる人はいません。
小学生なんかは結構ガミガミ言ってます😙
そういう部分も選手としての成長なのかなと思っています。
後は普段の練習もサボり気味でな~んにも準備をしていなくても結果を出してしまう選手がいるのも事実でコーチとしては悩みどころなのですが…😥
しかしこういう選手は必ずどこかで壁にぶち当たっています。
あの時ちゃんとやっていれば…なんて後悔の無いようにしっかりと準備をしていきましょう😀
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