日本選手権を見てきました
競泳の日本選手権も終わり、オリンピック代表選手も決まりました。
そんな戦いが行われていた日本選手権を見て色々な事を感じたので、所感として記録しておこうと思います。
会場はアクアティクスセンター
あまり写真を撮る余裕も無かったので、少しだけですが…
関係者以外立ち入り禁止なので、会場はガラガラです。
しかし、東京辰巳国際水泳場と比べるとはるかに多い座席とスペースで、ここが埋まるとすごいだろうなぁ~と感じさせます。
あとさすが新しいだけあって新築の家のようなにおいがします(笑)
椅子は普段はたたまれています。
座り心地はいたって普通
紐で椅子が使えなくなっている箇所があり、間引かれています。
招集所
テレビ放送では決勝直前にここで待機する選手の姿がよく映っていましたね。
非常に緊張感が伝わる雰囲気
全体的に緊張感のある雰囲気、私自身オリンピック選考に足を踏み入れたのは初めてですが、やはり普段の日本選手権とは本気度が違います。
今できる最高の準備をするだけです。
テレビでよく見る選手たちも、もちろん普通にアップをしています。
関係者以外はいないので、変に声をかける人はいないので集中して準備ができているようです。
タイムだけではない『強さ』が試される
オリンピック代表になるためには、
・決勝2位以内
・オリンピック派遣標準記録を突破する。
基本的にこの2点が必要になってきます。リレーメンバーはまた違う基準があります。
予選でタイムを出してもだめだし、派遣標準を突破しても決勝で3位以下だと代表になれない。
優勝しても派遣標準記録を突破できないとオリンピック代表には選考されない。
予選・準決勝・決勝を勝ち抜かなければならない。
そしてこの派遣標準記録自体がメチャクチャハードルが高い。
等々、非常に厳しい基準があるのです。
そこを勝ち抜かなければならない。
甘さは一切なし!『たられば』を言っているレベルでは勝てない世界
ベストを出していれば…
予選のタイムで決勝を泳げていれば…
あの時失敗しなければ…
こういう感想は出場した選手みんなになると思います。
そこが1番痛感した部分であり、やはり【強さ】が必要なのです。
例えば今シーズンで出したタイムの中で1番早いタイムで選考したとすると、結構メンバーは変わってくると思います。
決められたその日その時に予選・準決・決勝と勝負に勝って結果を出すという事の難しさを非常に実感したし、そこで力を出せる選手が選ばれる。
非常に厳しい選考ではありますが、出場を決めた選手はよっぽどタフな選手です。
1レースはタイム出せるけど、次はもう出せないという選手はやはり脱落していくんだなという印象。
コーチとしてまだまだ足りない部分を実感したところでもあります。
ベスト出したらもしかしたらいけるんじゃね?という考えはホントに甘いと痛感。
調子悪くても勝てるという状態で初めていけるかいけないかのレベルなのかなという事ですね。
やはりオリンピック選手というものはとんでもなくすごい選手たちの集まりなんだと実感。
色々学んだことも多かった
レース前後の動きやアップの時間・タイミングは人それぞれで見ていて楽しかったし、参考になりました。
コロナウイルスの影響で観客もいないこともあって、その静けさは更に緊張感を増幅させるものでした…
非常にいい勉強になりました。
ちなみにヤクルトがスポンサーで入っていたのでヤクルト飲み放題でした(笑)
いっぱい飲むものではないけど…