毎年目標を立てては挫折しています…
1年を振り返ってそう思い起こすことありませんか?私は毎年のようにあります。
そして目標に対しての行動、全て自分のモチベーション・意志力に頼っていませんか?
私まさにその典型的なパターンでした。
『今年は読書を頑張る!』と意気込んで本を買ったものの、読んでいたのは時間のある正月休みだけ…とか
『ダイエットするぞ!』と決意するものの、友人との食事は断りきれずに爆食いして結局やめちゃったり…
一時的には目標達成できたかもしれませんが、それが継続するということはほぼありませんでした。そして毎年同じような目標を立てたりするのです…
そんな私が【やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学】という本を読んで、自分の継続できない理由がよくわかりました。そしてやるべきこともこの本で知ることができました。
心理学的にも研究結果が出ているということで、私も取り入れて実践していますがかなりイイ感じです。
特に本書で紹介されている【if-thenプランニング】というものは、今すぐにでも実行できるもので一歩を踏み出すにはとてもいいきっかけになると思います。
同じ悩みを持っている人へはぜひお勧めしたい1冊です。
ここではこの書籍での参考になった部分や、私が生活にどう落とし込んでいるかを紹介していきたいと思います。
・自分で立てた目標がなかなか達成することができず挫折してしまう。
・我慢や制限に耐えられない。
・何か習慣化したいことがある。
『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』
読書苦手でも読みやすい
私は読書をしだすとほぼ100%で眠くなってしまいます笑
決して読みたくないわけではないのですが…
分厚い本は『読みきれないかも…』と購入を避けることが多いです。
その点この書籍は94ページと非常に読書苦手の私にとっては良心的で、サクッと読みきれてしまいます。
気になる箇所は読み返したりするのも簡単なので、非常に助かります。
それでは少し内容に突入していきましょう。
自分の意思・モチベーションだけでは目標達成はほぼ無理
まずはここを知ることから始まりでした。
私は立てる目標はほぼ全て衝動的で、その時がモチベーションはMAXです。
そこで行動をスタートできるのはいいことなのですが、その後続くかどうかは自分のモチベーション・意志力次第なのです…
その後どうなるかは…もうみなさん言わなくてもわかりますね笑
人間には感情の起伏があり、調子がいい時も悪い時も必ずあります。
そして調子が悪い時に崩壊することがほとんどで、継続というものとは程遠い状態でした。自分で意識しない限りその行動は戻ってきません。結果続かなくなってしまいます。
その為モチベーション頼みでの行動は、極めて難しい。
よっぽど意志力の強い人なら可能かもしれません。ただし私にとってこのやり方では、今後どう頑張っても継続が達成できる未来は考えられません。
そしてほとんど全ての人はこうなります。ダイエットに挑戦→失敗→挑戦を繰り返す人が大勢いるように…これは当然の流れなのです。
そこを見越した作戦が必要になります。
『やらないこと』より『やるべきこと』を考える
この辺もダイエットで考えるとわかりやすいですね。
例えば【お菓子を食べない】と決めたところで、自分の脳裏では『お菓子が食べたい』という思考がどんどん膨らんでいくのではないでしょうか?
結局それを我慢する自分の意志力との戦いになってしまいます。これでは負け確定のようなもんですね。
なので、制限することよりも、そこに向かってやるべきことを考えていきます。
・運動をして消費カロリーを増やす
・食事、間食をヘルシーなものに置き換える
等々、自分が目標達成に向けて何をするべきなのか?ということを最優先に考えた行動を起こすべきということです。
例えば5キロのダイエットを成功させたいと考えると…
・目標まで何日あるのか?
・自分は1日に何kcal消費しているのか?
・1キロ減らすためには約7,200kcal必要
ここが分かれば逆算できるので、自分が1日何kcal摂取できるのかがざっくりとわかります。
そうすると、その範囲内であれば、お菓子は食べられるという考えにたどり着きます。
もちろんお菓子ばかりで必要なエネルギーが足りなくなるのはダメですが…
こうやって、やらないことではなくやるべきことを考えてみると、必ずしも全て我慢ではないという考えまだ辿り着くので、幾分やりやすくなるかな?と思えますね。
if-thenプランニングを活用して習慣化を目指す
私が本書で一番参考になったのはこの【if-thenプランニング】の部分です。
その場ですぐに実行できるし簡単なので、ここから始めてみるとうまく軌道に乗っていくのではないかと思います。
ぜひお試しあれ!
もし〇〇であれば〇〇する
やり方は簡単
もし〇〇だったら〇〇する。とマイルールを決めてしまうというものです。
すごく単純なものなのですが、とても具体的に行動を決めることができるので習慣化しやすいとのことです。心理学的にも結果が出ているので信頼できます。
例えば
・もし、家でトイレに入ったら1ページ読書をする
・もし、靴を履いたら5回スクワットをする
文章的に変ですが…こんな感じです。
等々、自分の目標に沿ったすぐ実現可能なことを目標にすればいいだけです。
あまり作りすぎると忘れてしまうので、最初は1つから考えて徐々に増やしたり強度を上げていけばいいと思います。
大事なことは行動を具体的にするということです。
私が昔立てた目標は【1日1ページ以上読書をする】というものでした。1日の中のどこでやってもOKなのですが、結論失敗に終わりました。
1ページだから時間もかからないし、ハードルも低く簡単だろうと思って決めましたが、読むタイミングを決めていなかったので、結局読まない日のほうが圧倒的に多くなってしまいました。
そこからトイレに入ったら、という行動を追加することで非常に具体的になり、行動に繋げられました。こう設定すると、毎日1日3ページ以上読むことができています。
調子が上がればもっとたくさん読めばいいだけなので、量はいくらでも増やすことができます。
行動はより具体的に!です
自分が実践した内容
・もし、朝起きたら体重計に乗る
・もし、家でトイレに入ったら1ページ以上読書をする
・もし、仕事が休みの日の11時になったらブログ活動を1時間以上する
・もし、お風呂を出るタイミングになったらスクワットを10回する
今のとこ実践しているのはこの4つですが、いいものがないかと考え追加・変更を繰り返しています。
まだまだいいやり方があるはず。
まとめ
・モチベーション、意志力に頼らない
・if-thenプランニングで習慣化を進める
最低この2点だけ押さえておけば、目標達成の助けになるのではないかと思います。
あとは自分の意志力は弱いということを知っておく必要があります。
お金を貯めたいなら、お金を使いそうな場所に近づかないというのは鉄則です。
いくら意思が固くても、いつか崩壊します。
ダイエットしたいなら、スイーツ・お菓子コーナーには近づかないこと。
絶対にいつか誘惑に負けるので、そもそも近づかないことが大事ですね。
いかがだったでしょうか?
個人的にこの書籍自分にはかなり刺さりました。
継続できない理由と、習慣化させるための具体的な行動がこの薄い本の中に詰まっていて、自分に活かせることが多かったです。
もちろん紹介したのはごく一部なので、実際に書籍を手に取ってみることをおすすめします。
あとで読み返したりもサクッとできるので便利でいいですよ。
これもご縁なので簡単なもの1つルールを作ってみましょう。